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  • 執筆者の写真LighCo_Ishijima

『IN NATURAL 小田原店様』現場レポート

更新日:2021年7月26日

今回は先日店舗リニューアルに合わせ、照明プランニングをお任せいただいた小田原市の「IN NATURAL」様のレポートです。


施主様・設計事務所様からのご要望としては下記でした。

  • 店内を3つの色温度(2700K、3000K、3500K)で扱っているアイテムごとにゾーニング(切り分け)したい。

  • 「ナチュラルでオーセンティックな雰囲気にしたい」という施主様のご要望から、古材を生かす光を検討。

  • 商品面・床面とのメリハリをつけたい。


上記の点を踏まえつつ、弊社でご提案したプランニングの主なポイントはこちら。

  • 光色が混在していた既存の器具を整理。各ゾーンで光色をまとめ、性格分けを行う。

  • 木の風合いを生かす色味を選択

  • 商品面とベース照度のメリハリ・コントラストを意識した照明計画を実施


ひとつずつ見ていきましょう。


光色が混在していた既存の器具を整理。各ゾーンで光色をまとめ、性格分けを行う。

施工前の店舗内です。



まずは既存の照明器具を調査・確認し、整理するところからスタートです。


現場には蛍光灯型のバータイプライト、ランプタイプの小型ハロゲンスポットライト、そしてやや大きめの電球色LEDスポットライト、加えて各所にベースダウンライトが配置されていました。


これらを一つ一つ確認し、光色が揃うよう既存器具を選り分け、必要な部分は新規の照明器具をご提案する形で検討していきます。

検討の上、下記のような形でゾーニングを行うことにしました。


木の風合いを生かす色味を選択

「ナチュラルでオーセンティックな雰囲気にしたい」という施主様・設計事務所様からのご要望に沿うように、木の風合いを活かし、温かみのある雰囲気を演出する電球色を中心とした光色でまとめました。


特に古材を多く使用しているレジ周りや観葉植物ゾーンは既存の小型ハロゲンスポットライトの器具を利用し、2700Kの電球色LEDランプへ換装。


観葉植物ゾーンから入店したお客様があたたかでゆったりとした温室に入ってきたような雰囲気を醸成するというコンセプトでプランニングしました。



商品面とベース照度のメリハリ・コントラストを意識した照明計画を実施

施工前の店舗内です。




商品面と床面照度のメリハリをつけるため、アイキャッチとなる箇所や場所をあらかじめピックアップしておき、その部分を浮き立たせるようプランニング。

逆に床面照度は落ち着いた照度にし、明暗のコントラストを強調したシミュレーションとしています。

こちらが照度シミュレーション画像です。


ご覧のように誘目性の高い部分に1500lx程の照度を設定、反面床面は400〜600lxと落差を付け、メリハリを演出。

また、レジ部分には特に照度を集中させ、店内の遠くからでもレジ位置がひと目で分かるよう設定することと、店内入り口から奥側に向かって照度を徐々に高め、観葉植物ゾーン・アパレルゾーンどちらの入り口から入っても奥まで誘導する光による効果を落とし込んでいます。


竣工完了

照明入れ替えによる導入コストも抑えつつ、木の温かみと風合いを活かした、よりナチュラルでアンティーク感のある仕上がりとなりました。



ぜひ皆様もお近くにお越しの際にはお運びください。

●IN NATURAL 小田原店 様

〒250-0872

神奈川県小田原市中里 313-12 ダイナシティウォーク

TEL:0465-45-0612

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LighCoではオフィス・各種店舗の照明プランニングをお手伝いしています。

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