今回は飲食店の段差などに使える間接照明の手法についてお話ししたいと思います。
例えば居抜き物件などで構造上どうしてもフロアやエントランスからの動線上に
段差があって、処理に困ったりってことありませんか?
見た目にも宜しくないし、オープンしてから人が蹴つまづいたり中々と扱いが
難しかったりすると思います。
そんな時は段差裏に間接照明を使ってみてはどうでしょうか。
特に和食店やバルのような照度をわざと絞って雰囲気を出しているお店では、
先程のちょっとしたつまづき防止にも役立ちますし、ネガティブな部分を
むしろ意匠として見せてポジティブでセンス良く見せる効果もあります。
最近では段差の蹴上げ寸法にも合わせ、ふんわりとした照度が取れて調光も可能、
狭いフトコロでも施工可能な細身のテープライトなどもあるのでおすすめですよ。
ただし、テープライトを使う際は段差から光源が見えないようにすることが大事です。
例えば図のように光源を奥に入れたり、または幕板や框の裏側に設置して、
視界から外してあげましょう。(*1.2)
(*図1)
(*図2)
また、床の素材にも気を遣ってあげたいところです。
反射率の高い素材ですと光源が映り込んでしまうので、
内装の方向や業態にもよりますが雰囲気のあるモルトオークやボルドーパインなどの
材を合わせてやわらかく照らすと、非常に雰囲気がよく仕上がるのではないでしょうか。
他に、床面にテープライトを埋め込んでも面白いと思います。(*3)
(*図3)
今回は照明提案のほんの一例をご紹介しましたが、LighCoではこうした設計の
クオリティを、より高めるご提案を多数ご用意しております。
ご質問、ご相談から承っておりますので、ぜひお気軽にお問合せ、お声掛けください。
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