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オフィスの照明計画で失敗しないためのポイント5選!照明計画のプロが伝える知識とコツ

更新日:2023年6月13日


本記事を読めば【失敗しないオフィスの照明計画】が5分でわかります。


  • オフィス設計時に失敗しない照明の選び方を知りたい

  • オフィス照明の設計のポイントを教えて

  • オフィスの各エリアに合う照明ってどんなもの?


こんなお悩みをお持ちの設計事務所/デザイナー様向けに、オフィスの照明計画において、失敗できない5つの重要なポイントについて、プロのライティングデザイナーが徹底解説します。








●本記事の信頼性



設計事務所のデザイナー・建築士の皆様には記事をご覧いただき、より質の高い設計に生かしていただければ幸いです。


↓↓以下の目次からお読みになりたい部分までスキップできます。





オフィス照明の基礎知識



オフィス照明の重要性と役割


オフィス照明は、そこで働くスタッフ様の健康や生産性に直接影響を与えるため、とても重要な役割を担っていると言えます。





例えば、照度や色温度などを適切に設計することで、業務による目の疲れやストレス軽減を期待できたり、作業内容に応じた照明効果を選択することで、作業効率を高められるためです。




用途別照明効果の種類と選び方


照明には用途に応じて、ベース照明、スポット照明、間接照明の3つがあります。




ベース照明


ベース照明は、全体的な明るさを確保することのできる、広範囲に光を照射するタイプの照明器具です。





スポット照明




絞った範囲に光を当てられるため、狙った部分だけを演出、アクセントとして強調することができます。

ベース照明とスポット照明の効果を適切に組み合わせることで、空間にリズム感を与え、快適な照明環境を実現できます。






間接照明




間接照明は直接目線に触れず、造作壁や天井などに仕込んで、周囲の面を照らして広がりを持たせる照明方法です。




このような照明は、優れた均一性と落ち着いた雰囲気を生み出すため、オフィス照明に非常に適しています。また、調光・調色機能を持った間接照明器具で色や明るさを調整することで、やわらかな光から洗練された光まで、様々な用途・演出方法に対応することができます。




照明器具の種類と特徴


オフィス照明に使用される代表的な照明器具として、ダウンライト、スポットライト、ペンダントライト、フロアスタンドライト、テーブルランプなどがあります。





オフィス照明の設計ポイント



色温度・演色性について


オフィス照明の中で、色温度と演色性は非常に重要な要素です。

以下からそれぞれの概要や効果について解説します。






色温度


色温度は光の色合いを表し、人間の目には温かさや冷たさを感じさせます。

単位はK(ケルビン)で表されます。


オフィス照明の場合、一般的には4000〜5000K前後の色温度が適しています。




この色温度の光は、昼間の自然光に近い色合いであり、作業効率を向上させる効果があるためです。

ただし、これは必須ではなく、最近のオフィスでは居住性や快適さを重視し、もっと落ち着いた温白色と呼ばれる3500Kや、リラクゼーションスペースに電球色を使用されるお客様もいらっしゃいます。


演色性


一方、演色性は光の中に含まれる色を正確に再現する色再現性とも言えるもので、Ra(アールエー)という単位で表されます。


演色性が高いものを選ぶことで、文字や色の鮮明さが向上し、作業の正確性を高めることができます。



照度(明るさ)の計算方法


オフィス照明に必要な照度を計算するには、床面積に対する必要な照度(lx=ルクス)を求める必要があります。





一般的には、デスク周りは500lx以上、コミュニケーションスペースは300lx前後が適していると言われています。




照明器具の光束(lm=ルーメン)と、光の広がり具合(角度)、照明器具の数によって必要とする照度を計算、割り出していくことができます。


ただし、照明器具の配置や高さによっても照度は変化するため、実際には照度シミュレーションが可能なアプリケーションを用いた詳細な計算が必要です。



LighCoでは、プロ専用アプリケーションを用いた高度な照度シミュレーションが可能です。

オフィス照度のご検討の際は、お気軽にご相談ください。




照明の配置と配光角度の決め方


照明の配置と配光角度(光の広がり)の決め方については、オフィスの使用目的やレイアウトによって異なります。


例えば、作業スペースでは適切な照度が確保されるように、直接的な照明が必要です。

一方、リラクゼーションスペースでは、光源が見える直接照明は避け、ほっと一息つけるような落ち着きのある間接照明を配置するのが良いでしょう。


また、配光角度にも注意が必要です。

天井が高い場合には広範囲を照らすために広範な配光角度を持つ照明が必要になりますし、集中スペースなどには、各仕切りの中のみを照らす狭角の光を落とし込む必要があります。



とは言え、ベストな照明配置と配光角度の設定はひと苦労。

そうしたデザイナー様向けにLighCoでは、豊富な知見を持った照明プランナーが案件にとってベストな照明配置と配光角度のご相談をお請けしています。



グレア(まぶしさ)の対策



グレア(まぶしさ)の対策については、照明器具自体や照明の配置、照明効果によって異なります。


例えば、一般的なダウンライトは光が直接目に入るため、グレアの影響を受けやすく、空間の使い方に応じた配光角度の調整が必要ですが、グレアの発生を抑えることのできる『グレアレスダウンライト』という照明器具もあります。


照明は明るさや光の色味、内装のショーアップという部分に目が行きがちですが、快適なオフィス環境のため、グレア対策についても検討しておきましょう。



オフィス照明の設計と合わせたグレア対策は、様々な要素が複雑に関わり合うため、専門的な知識や経験が必要です。


実際に入居してから「しまった・・・」と後悔するより、事前に綿密な照明シミュレーションを行い、快適で効率的なオフィス空間を創り出しましょう。




オフィス照明の種類と取り入れ方



ベースダウンライトについて



ベースダウンライトは、天井から床面に向かって垂直に光を照射するタイプの照明器具で、オフィスの照明計画では欠かせない存在です。


ベースダウンライトの取り付け位置を調整することで、均一かつ適切な照明効果を得ることができます。


また、ベースダウンライトはスポットライトやペンダントライトなどと組み合わせることで、より効果的な照明計画を実現することができます。



ユニバーサルダウンライトについて



ユニバーサルダウンライトは、灯体(発光する部分)の振り角を自由に変えられるタイプの照明器具です。

照明器具の存在感を消しつつ、壁面や商品、サイン、ロゴなどを照らしたい場合は、このユニバーサルダウンライトが最適です。


調光・調色ができるものも多く、そうした製品は施工後も用途によって調整が可能なので、非常に汎用性の高い照明器具だといえるでしょう。



スポットライトについて


スポットライトは、照射したい場所に直接光を当てることができる照明器具です。



オフィス照明では、壁面の社名ロゴサインなど重要なポイント・グラフィックを強調したり、集中エリアの照明、プレゼンテーションスペースなどの演台付近などを演出するために使用します。


また、スポットライトをダウンライトやユニバーサルダウンライトと組み合わせることで、よりドラマティックな照明効果を得ることができます。



ペンダントライトについて


ペンダントライトは、天井から吊るして使用するタイプの照明器具で、単なる照明にとどまらずオフィスのデザイン性を高める効果もあります。


ペンダントライトは、個性的なデザインのものからシンプルなものまで様々な種類があり、オフィス内の特定の場所を明るく照らすだけでなく、オフィス全体の世界観を演出することにも一役買うオフィス家具の一つと言ってもいい存在です。





フロアスタンドライトについて


フロアスタンドライトは、床に置いて使用するタイプの照明器具で、移動が容易であるため、照明の自由度が高く、オフィス内で様々な場所で使用することができます。




また、デザイン性の高いものも多く、ペンダントライトと並んで、オフィスのデザイン性を高める効果が期待できる照明器具です。



テーブルランプについて


テーブルランプも、照明効果だけでなく空間全体のデザイン性を高めることができます。


カフェやリビングのようなくつろぎ感を重視したオフィス空間では、照明器具自体がアクセントとなって空間を演出することもできます。デザイン性の高いテーブルランプを選ぶことで、オフィスの雰囲気を変えることができます。


まず、テーブルランプをデスクライトとして使用する場合には、周囲を明るく照らすだけでなく、机の上の作業スペースに適度な光を当てることが求められます。


デスクライトとして使用する場合は、明るさや照射範囲を考慮して、適切な明るさのものを選ぶことが必要です。


また、テーブルランプを使用する際には、電球の色温度も重要です。

適切な照度で自然な光の色に近いものを選ぶと、作業効率の向上につながります。



ただし、テーブルランプはあくまでもデスクや作業台などの作業スペースでの使用を前提とした照明器具であるため、配置には注意が必要です。


周囲のスペースを圧迫するような大型のものや、光の反射が気になるものは避け、配線が邪魔にならないよう、コンセントの位置や長さなども考慮しておきましょう。



オフィス照明のトラブルについて



照明が点灯しない、調光が機能しない時の対処法



照明が点灯しない時の対処法


電源系統の問題

【原因】

  • LED照明が電源に接続されていない

  • 電源が切れている

  • 電源の接触不良

  • 配線の断線

  • ブレーカーが落ちている

【対処法】

まずはLED照明が電源に接続されていることを確認し、電源が入っていることを確認します。

配線が正しく接続されているか、接触不良がないかを確認し、必要に応じて交換します。

ブレーカーが落ちている場合は、再度ONにしてください。



LED照明自体の問題

【原因】

  • LED照明が故障している

  • LEDランプが故障している

  • LED照明の電源が故障している


【対処法】


LED照明自体が故障している場合、LED一体型器具の場合、交換対応になります。

ランプのみが故障している場合は、ランプのみ差し替えで改善しますが、ランプが寿命を迎える頃には器具側も劣化が進んでいる場合があるため、合わせて点検をしておきましょう。


電源が故障している場合も、修理または交換する必要があります。



制御系統の問題

【原因】


  • LED照明の制御系統(リモコン、コントローラーなど)に問題がある


【対処法】

リモコンの電池切れの場合は簡単ですが、親機となるコントローラーなど制御系統の問題がある場合は、電気設備業者に相談することをお勧めします。



調光が機能しない時の対処法


照明の明るさが変わらない(調光がきかない)場合には、スイッチやコントローラー自体、または配線の問題が原因で、スイッチが機能しなくなった可能性があります。


正確な原因を特定するには、電気工事士の資格を持つ専門家に依頼し、スイッチがどのような状態で機能しなくなったのかを確認しましょう。


照明の交換方法と注意点


照明の交換をする場合には、まずは安全に作業を行うことが重要です。


電源を切り、作業場所をしっかりと固定してから作業を開始しましょう。


また、照明器具の種類や取り付け方によっては、器具の設置に合わせて配線や接続部分の変更が必要な場合や、専門的な知識が必要な場合もありますので、スタッフ様ご自身での作業は避けることをおすすめします。


交換作業は電気工事士の資格を持つ専門家に依頼しましょう。




オフィス照明の最新トレンド



最後にオフィス証明の最新トレンドを紹介します。

2023年4〜6月にかけて全国の電気料金が値上げが行われます。


日中や人がいない間は照度を抑えることが可能な最新のスマート照明や、節電に特化した調光機能付きLED照明を検討し、経費節減に役立てようという意識が高まってきています。



スマート照明の活用法


スマート照明は、Wi-FiやBluetoothなどの通信技術を使って、スマートフォンやタブレットから照明の操作や設定ができる照明器具です。


オフィスでは、スマートフォンの専用アプリから照明の点灯・消灯や調光、カラー変更などを行うことができます。


また、センサーを搭載したスマート照明は、人感センサーや環境センサーを使って、省エネ効果を高めることも可能。


オフィスのスマート化にも繋がるスマート照明は、今後ますます注目される照明のトレンドの一つと言えます。


節電・省エネの取り組み


オフィスの照明は、その使用率の高さからもエネルギー消費量が大きく、CO2の排出量を抑えることも求められます。


そのため、省エネ効果の高いLED照明の導入や、調光機能を備えた照明器具の設置、センサーを活用した自動消灯システムの導入などが、照明の省エネ対策として取り組まれています。


また、太陽光発電やLEDの自己発電機能を備えた照明器具なども開発されており、より環境に優しいオフィス環境の実現に向けて進化が続けられています。


照明と内装デザインの融合


照明は、単に明るくするだけでなく、オフィスのデザインや雰囲気を大きく左右します。


最近では、照明をインテリアとして取り入れる内装デザインが注目されています。


例えば、形や色、光の角度や明るさなどを工夫することで、内装設計や造作とは一味違ったオフィス演出が可能になります。


また、インテリアとしての照明器具も増え、照明を含めた全体のコーディネートが求められるようになっています。

オフィス全体の空間デザインにおいても、照明が重要な役割を担うことは間違いありません。


まとめ


オフィスの照明は、そこで働くスタッフ様の業務や快適性、ひいては企業全体の生産性に大きな影響を与えます。


LighCoでは年間200件以上の案件をこなす照明計画のプロがチームを組み、最適な照明環境を提供します。


スマート照明や省エネ対策も含め、デザインと機能性を兼ね備えた照明プランで、あなたのオフィスを最高のワークスペースに変えましょう。


オフィス照明でお悩みの企業様、お気軽にご相談ください。

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