「オフィス移転することになったけど、設計事務所ってどうやって選べば良いの?」
「建築とか設計の知識ぜんぜん無いのに急に職場のリニューアルを任されちゃってどうしよう・・・?」
こんなお悩みをお持ちのご担当者様いらっしゃいませんか?
この記事を読めば、まったく知識のない方でも、5分でできるリニューアル後のオフィスの完成イメージのしかたから、失敗しない設計事務所の選び方までわかります。
当然ながら、オフィス・ワークスペースの仕上がりを良くするには、コンセプトに加えて、それを実現する設計・内装業者さんたちの力が必要です。
また、それらを最大限に生かすための照明の力も欠かせません。
それらを初めての方でもわかりやすい言葉で説明していこうと思います。
この記事の内容とわかることのまとめです。
順番に初心者でもわかりやすく解説していきます。
下記から各セクションへスキップできます。
【STEP1】5分で完了!誰でもできる完成イメージのしかた
まずはどんなオフィスにしたいかをイメージすることから始めましょう。
設計や内装などを考えるのは業者の仕事ですが、その空間をどうしていきたいのか?どう使うのか?を考えるのは御社ご自身です。
とはいえ、
「デザイナーでも設計士でもないんだから、イメージなんてできるわけないよ」
「それができりゃ苦労しないよ」
という方がほとんどだと思います。
そんな方のためにおすすめなのが、
完成イメージに近い画像をWebで拾い出すです。
どんなにイメージが無くても、Webを見ていると
「あ、こんなオフィスいいな」という画像が見つかると思います。
そんな画像を探すときにおすすめなのが『Pinterest(ピンタレスト)』です。
最近では設計事務所やデザイン事務所なども積極的にピンタレストへの画像投稿に取り組んでおり、
おしゃれな竣工画像をまとめて見られる
画像を探すついでに候補となる設計事務所の選定に役立つ
のでとっても便利ですよ。
Pinterestの検索バーから「オフィス デザイン」と検索すると、多くのおしゃれなオフィス画像がまとめて検索できるので、ぜひ利用してみてください。
【STEP2】社内・社外への上手なイメージ共有のしかた
STEP1で拾い出した画像をフォルダでまとめておき、社内や業者にすぐ共有できる形にしておきましょう。
おすすめは『Chatwork(チャットワーク)』のグループチャットを使い、プロジェクトメンバーに共有しておくことです。
こうしておけば、業者選定後に担当窓口をグループチャットに招くだけで、プロジェクトの概要や進捗を誰もが見られる状態で共有できます。
最近の設計事務所ですと、Chatworkを使っているところが多いので、契約後、採用した設計事務所をグループチャットに招待すればやりとりもスムーズです。
【STEP3】コンペ前に候補の設計事務所に伝える5つの要点
コンペ前に候補の設計事務所に伝える5つの要点をまとめました。
各項目の詳細を順に説明します。
● 明確に言語化したコンセプト
1. 全体を通してどのような雰囲気のオフィスにしたいか
2. 来訪されるお客様や社員のために、どのような空間にしたいのか
● STEP1で拾い出したサンプル画像とコーポレートカラー
視覚的なイメージとコーポレートカラー(※)を合わせて伝えましょう。
※コーポレートカラー:自社のテーマカラーのことです。
もし、決まったコーポレートカラーが無ければ、企業のロゴカラーを伝えます。
● オフィスの使い方
1.どんな種類の部屋が何部屋ほしいか
2.「どの部屋」を「どのように」「何人で(概数でOK)」使うのか
3.全体の雰囲気(「活気がある」とか「落ち着いた」など)
● スケジュール
いつまでにオープンさせたいか(その時期にする理由から逆算)
※実際の工程表を設計事務所から提出してもらい、それを元にすり合わせしていくと良いでしょう。
● 予算
想定しているコストはどれぐらいか
● (あれば)メインで使いたい素材
どのような素材(木を主体にしたナチュラル感を出したいなど)をメインで使いたいかも決めておくと、設計側もデザインの軸が決まるのでスムーズです。
【STEP4】失敗しない設計・内装業者の選び方
設計事務所・内装業者を選ぶ時のポイントは下記の5つです。
特にコミュニケーション力、監理スキル、コストマネジメント力の3点は重要視しましょう。
順に見ていきましょう。
● コミュニケーション力
この能力が一番大事です。
コミュニケーションがうまくいかないばかりに、ヒアリングや交渉自体がスムーズにいかなかったり、解釈のズレや理解不足でイメージ通りのものが仕上がらないなどの弊害が出てきます。
設計のセンスが良く、コスト感が折り合っていたとしても、初期の段階でコミュニケーションにズレやちぐはぐさを感じるのであれば、他の事務所も候補として考えておきましょう。
● 提案力
その設計事務所の持つ引き出し、懐の広さとも言い換えられます。
どこで判断するかは、
初期のコンペでの提案内容
コンペ後や契約前ミーティングで自社からの質問に対するその場での切り返し
です。
1番が3〜4割、2番が6〜7割の割合で判断するといいと思います。
なぜ2番を重要視するかといえば、
設計事務所側ではコンペ用資料は説明後の問答まで作り込んできている
なので、突発的な質問に対し、その場のアドリブでどれだけいい提案をしてもらえるのかが底力を見る基準となる
という理由からです。
● 設計能力とセンス
すでに業者選定前に仕上がりの画像サンプルを見ているので、センスについては確認済みですが、自社の実現したい要件をきちんと理解した設計になっているかをチェックしましょう。
● 施工監理能力
こちらも重要度の高いスキルです。
契約前に
・案件始動後の担当や連絡系統はどうなっているか
・工事を委託している内装・電設業者などは信頼のおけるところか
・工事遅れや施工の間違いなどのトラブルに対して、どんな対応をしてもらえるか
・現場へどれくらいの頻度できてくれるか
・施工チェックや工程会議の内容
をヒアリングしておき、きちんと案件始動後に対応、監理、調整してもらえるかをチェックしましょう。
● コストマネジメント力
工事が進んでくると、想定していたより予算が膨らんで、竣工間近のどこかでコストの調整をしなくてはならなくなる場合があります。
その際、なるべくクオリティを落とさずコストを抑えるVE(バリューエンジニアリングの略)案など複数案出してもらえるか?
また、その辺りを想定した予算管理ができている事務所なのかといった部分もチェックしておきましょう。
【STEP5】照明はオフィスの印象を左右する大切な要素
誰にでもできる完成イメージのしかた
社内・社外への上手なイメージ共有のしかた
コンペ前に候補の設計事務所に伝えること
設計・内装業者の選び方
この4点を押さえた上で仕上がりをさらにワンランク上げるには、照明の力が不可欠です。
コンペや契約前にこれらを確認、把握しておくようにしましょう。
LighCo[ライコ]では設計段階からゴールを見すえた照明計画をご提案しております。
また、信頼のおける経験・実績豊かな設計事務所様や内装業者様のご紹介も可能です。
もしオフィス設計でお困りであれば、無料にてご相談をお受けしておりますので、お気軽にお声がけください。
【まとめ】各要素をしっかり押さえて設計業者を選ぼうう
今回はまったく知識のない方でも、オフィスリニューアルの第一歩である、
について解説しました。
上記の各要素をしっかり押さえて、失敗しない設計・内装業者を選びましょう。
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